制度と人の“すき間”に新しい“かかわり”を

社会保障制度は暮らしを支えるものですが、専門的で多岐・複雑、なじみのないサービスにうまくたどり着くのは至難の業です。利用には一定の条件があり、対象にならない範囲もあります。親族やご近所、会社は大きな支えになりますが、それで十分とはいえません。人に迷惑を掛けたくない・頼りたくない干渉されたくないというお気持ちももっともです。今後の暮らしには、こうしたすき間をつなぐ、新しいかかわりが必要です。ふだんからのかかわりがあれば、ご自身の力が活かされ、生活の安心や安定につながると考えています。

継続的な“かかわり”で“すきま”に対応します

「おかえり仙台」は、市内で数少ない、特定の制度に属さない独立した事業体です。社会保障の専門的知識とサービス連携の担い手である社会福祉士が、看護師と共同して運営しています。これまで専門性のある担い手が手薄ですき間のあった、制度の外側にある日常的な困りごとや、先のサービス利用へのつなぎの役割を担うため、出張相談をはじめ、定期電話、定期訪問、住まい・家計・仕事のサポートを継続的に提供します。またフリースペースでは自主的な活動や地域間の助け合い等の互助活動に至る日々のかかわりを提供します。

こんな“困った”や不安に

制度が分からない、

窓口や病院は苦手。

社会福祉士と看護師がご自宅やご指定の場所にお伺いし制度の紹介や困りごとの整理、進め方を一緒に考えます。その後の電話や訪問サポート、相談同行もございます。

ちょっとした声がけや、

手伝いがほしい。

お電話による声がけのほか、事務所(小田原)近接地域では2名でご自宅訪問。健康面や書類手続き、ご自宅のちょっとした困りごとから入退院・緊急時対応もお手伝いします。


退院後の様子や、

遠方の家族が気にかかる。

ご家族、医療福祉関係の方、大家さんや地域の方、ぜひご相談ください。医療・福祉の専門職が電話での声がけ、近接地域では定期訪問を行い、関わりと見守りを提供します。

住まい・仕事探し・家計に

悩んでいる

住まいや仕事探し、お金のやりくりは密接に関係していて、その安定には知識と技術、時間が必要です。就労・家計支援経験と宅建士資格のある社会福祉士が継続的にフォローします。


ご家族・ご支援者・医療機関・相談機関・住まいサービスのみなさまへ

おかえり仙台では、福祉・医療や住まいの知識・経験を有する私どもが、制度や専門職の手薄な範囲であった、日常生活や制度にスムーズにつながる継続的なサポートをご提供します。ご自宅の生活が続くよう、ご本人はもとより、関わる皆様のご心配やご負担が私どものサービスで軽減されるお手伝いとなれば幸いです。ぜひお気軽にご連絡・お声がけいただけますよう、心よりお待ちいたしております。

代表メッセージ

これまで「そんな制度があることを誰も教えてくれなかった」「人に頼りたくない、迷惑を掛けたくない」「自分は使えないと思っていた」というお話を多く伺ってきました。状況に応じて複数の社会保障のしくみを活用して暮らしは成り立ちますが、そこには高いハードルがあります。専門的な内容が多く、身近な相談相手と声がけがなければ、なかなか利用には踏み切れません。なじみのない制度や誤解・不安は利用をためらわせもします。かかわる側にとっても、困難が増す前からその方の生活の様子や“人となり”を知り、また、その後もかかわりを続ける必要性を強く感じますが、利用条件や組織の制約があり、ままなりません。私たち「おかえり仙台」は、特定の組織に属さない、市内で数少ない独立型の事業体として、このような人と制度の間にある“すき間”の担い手として、各サービスの連絡調整役で生活課題の知識・経験ある社会福祉士の渡辺が、看護師の菅原と共同で設立しました。ふだんからのなじみの“かかわり”があれば、ご自身の力はもっと活かされ、暮らしは安定し安心が得られる、との思いからです。一方的でも過剰でもなく、ご自身の空間が保たれる適度な距離感を大切に「おかえり」「ただいま」と声をかけ合えるフラットな関係、なじみのお付き合いをお願いいたします。

代表

渡辺 真

わたなべまこと

◎社会福祉士

◎宅地建物取引士・

 賃貸不動産経営管理士

◎福祉住環境コーディネーター2級


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